いつも昼飯を食べに行くそば屋の店長は釣り好き。今日は店長の釣友の人もお客さんで来ていて、走水の特大金アジ釣りがいかに面白いかを教わる。なんと40センチ超えのアジの一荷なんてこともあるんだそうだ。東京湾でも40センチアジは混じることはあるが狙って釣れるもんなの?
釣り方を聞いていると、どうも様子というか使うビシの重さが東京湾のビシアジの基準とは全く違う。180号が基本で、潮の流れによってはさらに錘を追加して280号で釣ることもあるんだそうだ。通常ビシ竿として売られている竿は錘負荷80~150号のことが多いので、280号をぶら下げると折れないまでも、おそらくコマセを振りだせない。深海釣り用の竿で狙うんだろうか?
と思って調べていたら、走水港・松栄丸が、ビシ180号で50センチ・1キロの特大アジ狙いで出船していた。道具はオリジナルロッド+電動リール、ロッドキーパーを一式無料で貸してくれるそうだ。ビシの重さだけでなく、松栄丸が編みだした特大アジ狙いのコツがいくつもあるようで、コマセはカゴいっぱいに(通常は7~8分目)、餌は赤タンとアオイソメの抱き合わせ(普通はどちらか)、タナは底から4メートルでコマセを振らずに20秒待つ。魚信がなければ再着底してタナを取り直してコマセを1回だけ振り出す。あとはコマセが切れたと思うまで置き竿で待つ。
走水港には松栄丸以外にも特大アジ釣り船は出ているが、ビシは150号と通常のビシアジと同じ……来週、そば屋に行ったら乗っている船が松栄丸なのかどうか聞いてみよう。走水港で7時出船だと都内からは電車では間に合わないけど……。
著者: へた釣り