閃迅カワハギ6戦目で苦しんだタルマセが不可能な潮の速さ。錘を着底状態にしてタルマセると、潮に流されすぐに道糸が張ってしまう。午後に入ってからこの状態が続き、釣果を伸ばせなかった。師匠いわく「潮が速いときのカワハギはガブっと食べてくる」から宙層勝負が正解らしい。
へた釣りなりに考えた攻略方は、「リールのクラッチを切ったまま、タルマセ状態をキープできるように糸を出し続ける」という方法だったのだが、師匠に問い合わせると「ラインを出したり這わせようとしたりすれば、マッハでお隣とお祭りですw」。この方法は周りに迷惑千万なので却下(6戦目で試さなくてよかったwww)。「潮が速いときのカワハギはガブっと食べてくるか、まったく食わなくなるかなので、食い気のあるカワハギがいるのなら宙層で対応すべき」らしい。
宙層での釣り方は、着底したら底を5センチほど切って、竿先をフワフワさせる(錘を平打ちさせるというらしい)。タタキほど激しく動かしてはだめで錘が動くか動かないかという感じで。このとき、カワハギが餌にまとわりついてくるような微妙なフワッという感じの手ごたえを感じたら、数センチ竿先を送って聞き上げると、カッカーンとなる。でも、師匠によれば「カワハギは泳ぎが下手なので、潮の流れが速いときは糸を張っていても明快な魚信が出るはず。そのままアワセればいい」らしい。
潮の速い状態では、ガブっとくるか、全くヤル気なしになるかなわけで、ガブっなカワハギが多いか少ないかで竿を送るかどうかを判断すべきなんだろうか? 師匠のオススメは、カワハギのやる気がないときは「イシダイ狙いが面白い」とのこと。「2階建てみたいな大きな根が真下を通過するとき、そこに石鯛がいる。根の頂上から、落っことすみたいにオモリを移動させるとガガガ。ベラ類とは明らかに力強さが違うからイシダイだってすぐに分かるよ」。イシダイの塩焼きならカワハギよりもうれしいかも。
著者: へた釣り