サンプル数が少ない(大した数釣ってない)のでもしかしたら……というレベルの仮説にすぎないが、クロムツ狙いには身エサに抱き合わせるホタルイカのツボ抜きも、枝スに通してエサの沈下をゆっくりにするフロートも、鋭い歯からハリスを守るパイプも全部邪魔な気がしている。
クロムツにめっちゃ営業されてしまう釣行で釣った3匹のクロムツ…1匹目は一番上の針に食ってきた。ラスト1投のダブルは3本針の上の針と下の針。一荷が発生するということは仕掛けの回りにクロムツが多数いたはずだが一番食ってきそうな真ん中の針にだけ食ってこなかった。真ん中の針にだけホタルイカをツボ抜きにして身エサに抱き合わせて付けていた。内臓の臭いの集魚効果を期待しての持ち込みエサだ。ホタルイカを付けた針には食ってこないことがあるという傾向…昨年8月の半夜釣りで気になり始め、それ以降クロムツ釣りのときはホタルイカ付きの針にも食ってくるかをチェックしてきた。全く食ってこないわけではないが付けてない針の方がよく食ってくるという傾向はありそうだ。次回からクロムツ狙いにホタルイカは持っていかないことにする。
クロムツに関しては、アカムツの仕掛けによくあるような枝スに浮力を与えるエッグボールや浮力を与えるだけでなくハリスを鋭い歯から守るパイプなども邪魔なのではと考えている。羽田・かみやのLT深場五目ではアカムツも出るとされるポイントにも行くため、アカムツに色気を出してエッグボールやパイプ付きの枝スを出すことがある。枝スに浮力を与える仕掛けはアカムツには実績ありだが、不思議とクロムツは食ってこない。アカムツ用に浮力材付きの仕掛けや枝スは少量持って行っているが船長からアカムツ狙いという指示があるか、誰かがアカムツを釣るまでは使わないようになっている。
著者: へた釣り