理性を働かせればフォースマスター600DHを持っているから出番はそう多くなさそうなのでいらないってことは分かっている。分かってはいるけどここ数年なかったほどに物欲を刺激してくれているのが「フォースマスター200DH」。GoProを海に捧げてなければ即決でポチッといってた。
フォースマスター200DHは、フォースマスター300に比べてサイドプレート面積が20%コンパクト化されておりパーミングのしやすさは小型電動リールでナンバー1になっていると思われる。重量も395グラムとフォースマスター600DHに比べて約100グラム軽量化されている。カイワリやウィリー五目など1日シャクリ続ける釣りでは持ちやすい&軽いに越したことはない。さらに手巻きリールとしての使用も考慮した設計になっており、ハンドル1回転最大66cmの巻上げとハイギア化されている。これもシャクル釣りではテンポを高速化できるのでうれしい。PE1.5号を150メートル巻けるので水深100メートル前後を攻めるカイワリにはちょうどいい。
一方で、フォースマスター200DHのターゲットとなっている釣り物のうち、へた釣りがやるのはタチウオとライトコマセ(≒ウィリー)くらいで、フォースマスター200DHの売りである低速での完璧な等速巻を使う電動鯛ラバなどはやらない。フォースマスター600DHで十分にできている釣りを少しだけ快適にするために6万円以上の投資をしていいのか、大いに悩んでいる。冷静に考えれば現行機のフォースマスター600DHに不具合がでてから購入を検討するのが正解だと分かっている。でも、物欲は“欲”。実物を見て理性的でいられるかどうかは分からない…というか、かなり自信がない。
著者: へた釣り