津本光弘さんが編み出した血抜き処理を行えば魚の鮮度や美味しさが飛躍的に上がるという噂は聞き知っていた。SNSで友達の天ぷら処 望月の店主が釣魚に対して究極の血抜きを実践し、美味しいと評判になっているので気にもなっていた。解説書が出版された。勉強してやってみるか!
手順が複雑だったり面倒だったりすると、道具を買ってもやらないということをこれまでの経験で分かっている。神経締めの道具はアジなどの小魚用、マダイやマゴチなど中型魚用の物を買って持っている。実際に神経締めを行っているのはマゴチだけ。マゴチに関しては、血抜きしただけで野締めしたものと神経締めをしたものとで別の魚?というレベルで味が違った。かける手間に対して見合う味の向上が見込めれば手間は厭わないってことだ。
津本式なら…手間に合うだけの味の向上が見込めそうな気がして、「釣り人に向けた処理の復習編」「釣った魚の最適な処理編」などの動画をYouTubeで見てやり方は勉強していた。ただしホースやホースの先端に付けるノズルなどキッチンの周りに設置しづらい道具が必要で、動画を見ただけでやるのは無理と諦めていた。せっかくのいい機会なので解説本を横に置いて挑戦してみようかなぁと。手順や理論をフルカラーで完全解説とのことなので動画でははっきりと見えなかった部分が写真なりイラストで図解されていると思われる。
著者: へた釣り