へた釣りも船酔いするのでそのつらさはよく分かる。二度と船になんて乗りたくないって気になる。釣りをしたいという欲求が勝って懲りずに釣行することになるが、妻はそこまで釣り好きではない。絶対に海が荒れてないと思われる日……日曜の午前ならウネリもなくいい凪なのではないか。
週末の予報を確認すると、土曜日は終日、日曜は午前中はほぼ無風で凪予報だが、金曜日は南西の強風予報なので、土曜日はウネリが残っている可能性がある。船に乗り慣れていれば気にならないウネリだろうが、妻1号になんとかアジ30匹釣ってもらうためには、悪条件かもと思われる要因は1つでも減らしたい。東京湾では南西強風の翌日は水温の低下、潮が澄む可能性もある。日曜日はというと午後から少し風が強くなりそうだが、吹き始めは10時すぎの予報。船の揺れに慣れてきてから、少し風が吹き波っ気が出始めるというのはアジ釣りでは理想ではないかと。日が高くなり食いが止まってまったりしてきたタイミングで風が吹き始めるとバリバリ食いだすという経験を何度もしている。
船は並びで席を確保してもらえるのでいつものように金沢八景・一之瀬丸から。釣況がいいときは桟橋を出て10分ほどで到着する八景沖で釣ることが多いが、ここ最近は上手な人なら束超えして当たり前なレベルで爆釣フラグがおっ立っている本牧沖に行っているようだ。アジのサイズも申し分なく、25センチ級の一番美味しいA5ランクのアジも釣れているようである。平日の釣果は船が空くのであまりあてにならないが、一之瀬丸で竿頭で60匹から70匹くらい。悪い人でも20匹は釣れている。妻が釣り方を覚えていればスソということはないだろうから30匹は十分に射程圏内。お祝い用のスパークリングワインは購入済みだったりする。
著者: へた釣り