タチウオをバケツに放しておくと脱走してその鋭い歯で隣の人に迷惑が…というトラブルが起き得るし、痛みやすい魚なので夏場は手早く締めてクーラーに移したい。タチウオの締め方に脳締めという方法があるのを知った。目の後をプライヤーでギュッと強く挟むと脳が飛び出て締まる。
幸いなことにタチウオの歯で指などを切ったことはないが、鋭くスパッと切れてなかなか血が止まらないそうだ。ゴム製の犬型の魚掴みを使っているが、船上でよく見るタチウオを挟む大型のプライヤーのような物ががっちりとホールドできてよさそうなので、今年こそ買おうと思っていた。「太刀魚KOバサミⅡ」というのを買おうとしていたら、タチウオを挟むだけでなく締めるのにも使えると書いてある。どういうこと?と調べてみると、「脳締め」という締め方があるようである。
釣れたタチウオを掴むとき目の後くらいの部分を掴む。そのまま強くギュッと握り込むと脳みそが飛び出てそれだけで締められるようだ。締めて動かなくなってから針を外せば安全である。釣れている時合に手返しよく釣りたいので、手間がかからないのもうれしい。また、タチウオをバケツに入れておくとその体の長さのせいかよく脱走する。幸いなことに実際に事故を起こしたことはないが、鋭い歯をしたタチウオが横の人のサンダル履きの足に接近してドキッとしたことが何度かある。血抜きに関しても締めたあとエラを切って海水に5~10分入れておけば問題ないそうだ。
著者: へた釣り