遠征ウィリー五目の2018開幕戦は有効な対策を何1つ打てずに大惨敗した。一番てこずったのはヒメ。海底から10メートルは切っているはずなのにそれでも食ってくるのがヒメだけ。さすがに夢にまでは出てこなかったが、どうして?とは思う。魚探には反応があるのになぜにヒメだけ元気?
これまでのヒメのイメージは底から5メートルくらいまではくることがあるだった。底からハリス分(=3メートル)切ったタナからシャクリだすことが多いが、ヒメがうるさいポイントでは底から5メートル切ってシャクリだす。これでヒメはかわせることが多いのだが……竿先も俺の心もキュンキュンしなかった釣行は勝手が違った。指示ダナ下限より2メートル上からシャクるようにしていたのだが海底から10メートルはあるはずのタナでもヒメが食ってくる。1匹だけ何かの間違いで餌を追い掛けてきたのではない。高いタナでトリプルでヒメなんてこともあった。
ウィリー五目の場合、船長はコマセで持ちあがりそうな反応の上に船を付ける。コマセを撒かない状態でヒメが群れて海底5メートルくらいまでの魚群を作るとは考えにくいので魚探に映っているのはイサキやオキメバルなどほかの魚の反応だと思う。仕掛けを投入してみると狙っている魚はほとんど口を使わず、反応してくるのはヒメだけ。ほかの魚の群れを蹴散らすようにヒメだけが底からバンバン浮いてくる。そんなことあるの?と思うが、実際にあったわけだ。底棲魚でさして泳ぐのがうまいとは思えないヒメだけ活性が上がる条件って何なんだろう?
著者: へた釣り