水深200~250メートルの海底付近にクロムツはいる。そのタナまで仕掛けを送り込めれば釣れる可能性はゼロではなくなるのだが……全く勝負させてもらえないことがある。サバだ。仕掛けを落としている最中にサバに捕まると全速力で巻き上げるしかない。サバを避ける方法ってないのかな?
夜光玉などサバを寄せるパーツはLT深場釣りでは付けない。なるべく速く落ちてサバの泳層を突破できるように竿は真下、竿先を海面に突き刺すようにして落とす。この2つは心がけている。ほかの人がサバを釣っているときもあまりサバを釣らない方なのである程度効果はあると思う。クロムツ3匹でまずまずも釣行ではあるポイントで何度チャレンジしてもサバに捕まって一度も海底まで仕掛けを送り込めずという経験をした。そのポイントですぐ横の人が45センチのご立派クロムツを釣ったのであるから悔しいのなんのって。サバ対策でほかにできることといえば、針数を減らしてサバに食われる確率を減らすくらいしか思いつかない。針数を減らすのはクロムツが釣れる可能性も減らすのでなるべくなら避けたい。
なにかないかなぁと探していたら見つけたのがサンゴ堂の通販で売られていた「鯖避けブラックスカリー」。黒色は海中ではむしろアピール色になると言われることもあるが、商品の説明には「黒だとサバにテキメンに捕まらなくなります。絶対ではないですけど…他の人よりは確実にサバに捕獲される機会が激減します」と書かれている。これは気になる。オモリを黒く塗るための用具一式はメバル用のオモリを黒く塗るために持っているので150号のオモリを1つ塗ってみて本当に「テキメン」と言えるほどの効果があるのか試してみよう。オモリを黒くしたからクロムツが釣れなくなるということはないと思われるのでロスはないはず。
著者: へた釣り