釣りで一番うれしいのは仕掛けで勝てたとき。次が誘いで勝つこと。仕掛けでも誘いでも勝つとうれしくってうれしくって釣ってる間中、ずっとドヤッ顔になっちゃうわけだ。明日は約10カ月ぶりのアマダイ釣り。仕掛けはあれこれ考えて3種類持って行く。あんまり釣れないんだけどね……。
基本の仕掛けの寸法はハヤブサのアマダイ仕掛けを参考にしている。針は2本。120センチの位置に親子サルカンを介して30センチの枝スと100センチの下針を出す。針は沖アミチヌ4号。Wケン付きでオキアミがずれにくいのがお気に入り。ケン付きは強度に問題がという人もいるが今のところこの針が折れたことはない。親子サルカンはなるべく小さい物を買う。6×7というサイズの物でもガン玉でG2くらいの重さがある。堤防でウキフカセ釣りをしていると気付くがG2でもオキアミの沈み方に結構な影響を与える。親子サルカンは軽ければ軽いほどよいと信じている。
アマダイ釣りはゲストとの戦いでもある。カイワリやオニカサゴなら釣れればアマダイ以上にうれしいが、トラギス、アカボラ、ムシガレイ、カナドにキダイは釣れてもあまりうれしくない。ゲストの魚信が多いときは針を3本にする。針の位置は100センチ、170センチ、240センチで全長240センチの仕掛けを作る。オキアミが2粒よりも3粒の方がアマダイが釣れる可能性が上がるというほど単純な物ではないだろうが、釣れそうな雰囲気があるときに竿先や手元に3回違和感を覚えるまで仕掛けを回収せず我慢できるのがうれしい。
3つめの仕掛けはあまり使いたくない仕掛けだが、アマダイの活性が低いときや波の上下があってタナをキープしにくいときは100センチごとに3本針を配した300センチの仕掛けを使う。アマダイの食いが悪い時はできるだけ自然に仕掛けをたなびかせたいので、親子サルカンを使わずに枝スを直結する。潮が速くて仕掛けが底から浮いてしまうときだけガン玉を下針の30センチ上くらいに打つ。この仕掛けを激しく動かさず、ゆっくり持ち上げてゆっくり落としながらタナを探ると、船中数匹しか釣れてないときに貴重なアマダイをゲットできることがある。
著者: へた釣り