何かの間違いで釣れた希少性の高い魚は美味しく感じる。サイズ的に脂のノリに不安はあったが泳がせ釣りで釣れたカマスを干物にして食ったら想像してたよりもずっと美味くてビックリした。カマスは秋~初冬にかけて東京湾でも結構釣れる魚みたいだ。狙って釣るのは無理なのかなぁ?
深場版のカワハギのような釣りってことで相模湾のカマス釣りが気になった時期もあったが、釣期が短くしかも群れが入ってくる時期が読みづらい。二の足を踏んでいるうちに結局行かず仕舞いだった。カマスの干物は大好物の1つで、朝食の干物を選べる旅館では必ずと言っていいほどカマスを頼む。獰猛な顔に似合わず上品で淡白な身にほどよく脂が乗る。柑橘類を少し搾りかけて食べると、日本の朝食の最高峰に位置する魚なのではないかと…大げさかw
また釣りたいなぁ~と調べてみると、意外や意外、相模湾まで行かなくても東京湾、それも湾奥ででも釣れることがあるみたいだ。ただしまとまって釣れてる感じではないので魚影は濃くないのかな? 唯一、深川・吉野屋に「今年もカマスポイントは健在」という記述があり40センチ超のカマスを狙って釣っている風だったが2012年の情報なので鮮度が悪い。やはり、カマスを狙って釣りたければ相模湾まで深場のアカカマス狙いで遠征するしかないのかな?
関東近辺で釣れるカマスには2種類あってその見分け方を知ったのでついでにメモしておく。背ビレが腹ビレより後方から出ているのがアカカマス。背ビレと腹ビレの出ている位置がほぼ一緒なのがヤマトカマス。両方干物で美味しいとあるが、市場価格はアカカマスの方が少し高いみたいだ。アカカマスに比べヤマトカマスの方が身が水っぽいせいみたいで、ヤマトカマスは別名ミズカマス。アカカマスは本カマスと呼ばれる。鮮度のよい大ぶりな(相模湾サイズの)アカカマスは干物にしなくても塩焼きで美味とある。
著者: へた釣り