面白そうと思った釣りは取りあえず一度はやってみるのだが、その一度で惨敗してすっかり苦手意識を持ってしまうことがある。へた釣りにとって夏場のタチウオはそんな釣物の1つだ。深場のタチウオでまぁまぁ釣れたから甘く見てたら全く針掛かりに持ち込めず1匹だけしか釣れなかった。
水深が深いポイントでのタチウオ釣りは、タチウオが喰ってくるタナの幅が広く、餌を齧った感触があっても、気にせずに同じペースで誘いあげていれば針掛かりに持ち込める。難しいことを考えずに動かし続ければOKという船の上でじっとできないへた釣り向きの釣りだった。夏場の水深が浅いポイントでのタチウオ釣りは勝手が違う。底から3~10メートルと狭いタナでの勝負になる。何をどうすれば針掛かりさせられるのか見当もつかずに32打数1安打と惨敗した。
船宿から届いた釣り物案内のハガキに7月からタチウオ乗合開始!と書かれてある。大貫沖でのルアータチウオは6月から始まっており、神出鬼没のタチウオが相手なので日によってムラはあるが、指4本混じりで悪い日でもそれなりの釣果はある。夏タチウオは向いてないという苦手意識を払拭するためにリベンジ釣行すべきか、それともほかに釣り物がたくさんある夏場にわざわざタチウオやらんでも冬にやればいいやとスルーすべきか、昨年の夏タチウオの反省文を読みながら思案中。
著者: へた釣り