道具のせいで釣れないってことはあまりないんだろうけど、道具のせいで釣りにくかったということはままあることな気がする。気難しベイブリアジに翻弄され二人で83匹釣行で後半タナで待っていては魚信を出せなくなり、コマセを小刻みに撒きながら広く探ることになったが針掛かり率3割?
へた釣りがLTアジで使っているのはリアランサーLTアジという40号のビシでコマセを振り出すことに適した専用竿。しっかりとそして素早くコマセを振り出してタナに合わせるのに適している。アジが掛かると6:4というより5:5に近いのではというほどに曲がるので、バラシも少なく釣趣もよい。10年前からLTアジ釣りにはこの竿がベストと思っていたし、ほかの竿は使ってこなかった。
攻めのアジ釣りという釣り方が流行りだして、アジ船はみんなで協力して指示ダナ下でコマセを撒いて、船下にアジの群れを居着かせることを狙うという釣りではなくなってきた? 群れが居着かずタナで待つ釣りでは散発的にしか魚信を出せないときに、常時コマセと仕掛けを同調させながら釣る釣り方が圧倒的に強いと知った。前回、攻めの釣りの名手がすぐ左隣で100匹。へた釣りは48匹。アジ釣りでダブルスコアをくらうなんてこと久しぶりだったので考えさせられた。
後半、マシンガンコマセと呼んでいる攻めのアジ釣りの真似事をやってみたのだが…名手の誘いと比べると、どうもしっくりこない。また、魚信に対して針掛かりに持ち込める率にも明かな差が出てしまった。魚信を弾かないようにソフトにシャクるとコマセを十分撒けず、コマセを撒こうと少し強めにシャクると魚信を弾く。釣り方も悪いのだろうが…竿が合ってない気がする。攻めのアジ釣り用竿も存在するが、価格的に手を出しづらい。極先調子で穂先は魚信を弾かないようにしなやか。錘負荷は40号以上という条件で竿を探すと、安いマルイカ竿で代用できる? お試し用に買っちゃおうかな。
著者: へた釣り