自分が釣れないだけでなく船中貧果に沈むことが多く「祟」られてるのではと不安になった1年だった。血糖値は管理できていたはずなのに痛風発作、さらに白内障まで発症し釣りに影響する体の不調を抱えて「病」んだ年でもあった。悪い年に悪い字を選ぶのは嫌だ。へた釣りの漢字は「臥」。
「臥」は横になって寝ころぶという意の漢字だ。貧果続きで不貞寝している雰囲気を伝えられる漢字のような気がするし、体調不良で休んでいる姿を表す字にもなる。将来の成功(復讐)のため今の苦しみに耐えるという意味の成語「臥薪嘗胆」で知られる字だ。また「臥竜」といえば三国志の諸葛亮孔明を例えた言葉。時期がくれば雲を招き天にも昇る竜となる。2023年は臥してうずくまるしかなかったが…来年こそは!!!!
2023年はどやっ顔を決められる釣行が本当に少なかった。もともとあまり釣果にこだわらずに釣りそのものを楽しむ方だし、釣果至上主義で勝負できるような腕を持ち合わせていないが、こうも満足のいく釣行が少ないと、さすがに楽しくなくなってくる。極め付きが白間津シマアジチャレンジだった。前日は竿頭10匹、釣行翌日も竿頭13匹、でも釣行した日に限って船中0匹。祟られてるよねと自分の運のなさを嘲るしかない。
痛風発作には本当にまいった。悪化すると立って歩くのが困難になる痛みに2カ月半ほど悩まされることになった。血糖値の管理である程度食事は気を付けてきたが、尿酸値の管理まで必要になると食べる物も飲む物もなくなってしまう。食いしん坊にこれはきつい。釣りに行っても釣った魚を食べられないんじゃね…。白内障は日常生活で不便を感じてなかったが半夜釣りで仕掛けをさばけないことに気づいて手術するしかないかなと思いつつある。でも手術も入院も人生初のことなので踏ん切りがつかない。
著者: へた釣り