恵比寿・博多うどん酒場イチカバチカのゴマカンパチが大好物で行くと必ず頼む。伊東・楽味家まるげんで食べた地魚ゴマ漬け茶漬けがこれまた美味かった。魚も好きだしゴマも好き。子供2号も気に入ったようなので自分でもゴマ漬け刺身を作ってみたくなった。福岡のゴマサバを参考に。
ゴマはセサミンがどうしたこうしたで健康にいいなんて話に関係なく大好物だったりする。でも、魚にゴマを合わせるという発想はなかった。ゴマの風味が魚に合うのかな?と疑念を払拭してくれたのがイチカバチカのゴマカンパチ。脂の乗ったカンパチの身に擦ったゴマの油と香りが絡む。薬味はネギと刻み海苔、好みでワサビか生姜を和える。これがもう文句なく美味い!! 店に行くと必ず注文するが、遅い時間に行くと売りきれになっていることもある。もともとお刺身で絶品のカンパチである。美味い物を美味い物で和えたのだから美味いに決まっている。
ゴマ×魚の組み合わせの美味さに驚いたのが正月に楽味家まるげんで食べた地魚ゴマ漬け茶漬け。地魚とあるだけでなんという魚かは不明。ゴマダレは少し濃いめで3切れの身を少量のご飯の上に乗せ、熱々のうずわ(ソウダガツオ)出汁をかけてまご茶(出汁茶漬け)にして食べる。うずわ出汁に溶け込んだ濃厚なゴマダレが絶品だった。へた釣りも気に入ったが子供2号はへた釣り以上にこの味が好みだったらしく、東京に帰ってからも何度かあのお茶漬け美味しかったよね~と言うのを聞いた。
子供2号がそこまで気に入ったのなら家でも作ってあげたくなる。レシピとして参考にするのはゴマカンパチの元になっている福岡の郷土郷里ゴマサバ。ゴマサバはゴマダレに漬けたサバの上にさらにこれでもかとゴマとネギを散らした恵比寿・わさびの物が美味かった(お値段高めの店で足繁く通えないけれどw)。ゴマダレはすりゴマ大さじ1、醤油大さじ2、酒小さじ1、みりん大さじ1にすりおろし生姜を少々加える。お刺身をゴマダレに漬けて冷蔵庫で半日くらい寝かせたら食べごろであるらしい。出汁茶漬けにするときはすりゴマの量を増やして出汁に負けないようにゴマの風味を増し増しにするといい気がする。東京湾で釣れる魚なら、アジ、サバ、カサゴあたりで作ると美味しそう。
著者: へた釣り