魚に好かれていると勘違いするのが得意なへた釣りでも、嫌われているとわきまえざるを得ない魚がいくつか。オニカサゴなんて過去12戦して釣れたのは2回だけで残る10戦はボウズだ。さすがにやる気も失せ気味…なのに、なぜ? 歯を食いしばり 「パニックベイト オニカサゴ」を買う。
魚に好かれている、嫌われているというのが間違えていることくらいは分かっている。好かれていると感じるときは、釣り方がたまたま上手くハマっているのである。一方で、嫌われていると感じるときは何か釣り方が間違えていると思われるが、何を間違えている特定できず修正できないまま特攻→玉砕を繰り返すもんだから嫌われていると書くしかなくなっちゃうわけだ。オニカサゴは本当に悩ましい。ツノザメというサメを釣るのだけはどんどん得意になっている。ツノザメの横恋慕に邪魔されてオニカサゴへの愛は届かない?
タナは底から50センチくらいで間違えてないはず。餌が底を引きずっているとオニカサゴは食ってこないそうなので、餌が底を引きずっている感触があったらタナを10センチ刻みで上げていく。誘いはフワフワとタナで上下させて20秒待つ。魚信がなかったら一度頭上まで竿を持ち上げて、落ちてくる餌をオニカサゴに見せてタナを取り直す。へた釣りは釣りに関しては飽きることがない多動性中年なのでこの動きをずっと繰り返しているのだが……釣れない。待ち時間を長くと教われば少し長くし、餌を変えた方がと指摘されれば餌を仕込み、竿のせいではと言われれば竿も買った。でも、釣れない。オニカサゴを狙ってないときには釣れるのだが……。
釣れないならその魚のことはなかったことにしちゃえばいいのだが、未練がましい男なので、毎年1回くらいは行く。で、やっぱり嫌われたままだってことを思い知る。年に一度のオニカサゴへのダメ元アプローチのために何か秘策はないかなぁ~っと余計な物を探す。今年は「オニカサゴ専用設計の進化したベイト」であるらしいパニックベイト オニカサゴが気になる。カラーは赤エビ夜光、甘エビ夜光、タカアシガニ夜光、 青サバケイムラ、ピンクサバケイムラ、緑ケイムラサバの6種類でサイズはSとM。オニカサゴといえばオレンジなのでタカアシガニ夜光を買っちゃおう!!
著者: へた釣り