美味しいからハマる釣りの代表ってアナゴ釣りかもね。2016年の開幕戦で釣ったアナゴを食べた。9匹釣れたのでレパートリーが少しだけ豊富。白焼き、アナゴ丼、う巻きならぬあ巻き、〆に骨せんべいまで家族みんなでたいらげる。「パパ、また釣ってきてね」。そう言われると気合も入る。
糖質制限を緩めたので、昨年のアナゴ丼よりボリュームアップ。小さめのを3匹分ご飯の上に乗っけて木の芽で飾って山椒をパラリ。ご飯にはアナゴの骨から取った出汁で作った煮つめをかけてある。アナゴの食べ方で一番好きなのがこれ。釣りながらサイズによってアナゴ丼何杯目とカウントしていたりする。大きいのなら1匹で1杯。小さく細いメソッコは2匹か3匹で1杯。ちなみに開幕戦の釣果はアナゴ丼4.5~5杯分。
1.船宿で割いてもらったアナゴは塩で揉んでヌメリをとって水洗い。これを水2.5カップ、醤油小さじ2、日本酒小さじ2、みりん小さじ1、砂糖(糖質オフならラカントS)大さじ2で作った煮汁で30分ほど煮る。灰汁はマメにとるように。煮たアナゴはザルにとって水気を切っておく。
2.中骨を水から煮だしてアナゴの出汁を取る。出汁1カップあたりに醤油小さじ4、みりん小さじ1、日本酒小さじ2、砂糖(ラカントS)大さじ3を加えて弱火で煮詰めていくとトロミが出てきて煮つめができる。トロミの加減はお好みで。出汁は全部煮つめにするのではなくとっておくと別の料理に使える。
3.水気が切れた1のアナゴを適当な大きさに切って焼けば白焼きの出来上がり。焼いている最中に2の煮つめをかけて焼けば蒲焼になる。蒲焼は焦げやすいので様子を見ながら落ちついて焼く。焼いている最中はその場を離れないように。
4.丼に熱々のご飯を盛り煮つめを少しご飯にかける。その上に蒲焼を乗せる。木の芽があれば添えたい。お好みで山椒の粉を振りかけると美味しさアップだ。
全部蒲焼にするのではなく一部(大きめのアナゴの身)は白焼きにして食べるとよい。身の厚い物なら身はふっくら、表面はパリッと焼けるのだろうが、そんなサイズはなかなか釣れない。それでも十分美味しいぞ。ワサビをほんの少しだけ付けて食べるのがお気に入りだ。
ウナギを出汁巻き玉子で巻いたらう巻き。アナゴを巻いたらあ巻き? 出汁巻き玉子は当然、アナゴの中骨から取った出汁で作る。さらに煮つめのトロミが強くなる前の状態で少し取っておいてあ巻きの上からかけるとこれがもう絶品の美味しさ。アナゴの量が少ない(=あまり釣れなかった)ときは玉子で量を水増しするのに便利www
出汁を取ったあとの中骨まで無駄にはしない。揚げて骨せんべいにする。一度煮だしてしまっているので味はそれほどでもないが、せっかく釣れた美味しいアナゴは骨までしゃぶるのであるwww たくさん釣れるようになって出汁を取る前の中骨を揚げてみたい! もっと食べたいから釣りが上達する。そんなアプローチもあっていいと思う。
著者: へた釣り