糖質オフをしながら食生活を量より質重視にする食道楽を楽しんでいる。釣魚料理にも少し恩恵があった。アマダイを釣ったらこれで食べようと買っておいたのが塩屋(まーすーや)の「刺身の塩(白身)」。アマダイのお刺身にほんの少しだけ付けていただくとほのかな甘みが引きたてられる。
アマダイは大きければ大きいほど脂の乗りがよくて美味しい。刺身にするには40センチは欲しいと思ってるので、アマダイ釣りの目標は1匹でいいので40センチ超えを釣ると設定している。達成率は芳しくない。少し脂の乗りは落ちるが35センチに目標を下方修正しても……あまり釣れてない。それでもせっかく釣れたアマダイだからなんとかお刺身で美味しく食べたい。醤油やましてやワサビはアマダイの身が持つほのかな甘みに勝ってしまう。アマダイをお刺身にして食べるにはほんの少量の塩を使ってがベストだ。
よくある精製塩から岩塩系、藻塩などいろいろ試してみたが、塩のプロであるソルトソムリエが数種の塩をブレンドして作った白身魚お刺身の味を引き出す塩はやっぱり美味だった。刺身にほんの少しだけ塩を付けて口の中へ。最初、塩らしいとんがった辛さが感じられるがふわっと広がってすぐに消える。それで口の中が白身魚の味を感じられる状態になっているようだ。アマダイが舌に触れると、身に秘めていたかすかな甘さが増幅されているように感じる。5センチ分の脂の乗りの差をこの塩が埋めてくれるような…。30センチのアマダイが35センチのお味になるわけだ。大げさに書いたつもりはない。白身のお刺身好きならこの塩は本気でオススメ!!
著者: へた釣り