毎年この時期は毎日欠かさず剣崎沖のイサキの釣果をチェックする。この魚には明らかにある傾向がある。時化前、それも台風が来るなど大荒れの直近、出船できるかどうか際どいって日には必ずといっていいほど大爆発する。台風11号の影響で明日から絶対に船が出なくなる本日も!!
どうしてそうなるのか? 海の中層を泳ぐイサキは海が荒れるとエサを捕食できなくなるのではないかと想像する。元々胃袋が小さくて1日に何度もお腹いっぱいになるまでエサを食べる(時合が何度もある)魚なので、空腹には弱い。魚は低気圧の接近をウキ袋の変化で察知できると聞いたことがある。ウネリも届きだしている。今日、食べとかなきゃ、明日からコマセを撒いてくれる人がいなくなると慌てて、荒食いを始める。30センチを超える大きなイサキほど飢餓を恐れて激しく荒食いをする傾向がある?
台風が接近中に釣行するのはなかなか度胸がいる。船酔いするのでウネリがキツそうだと回避したくなるのだが、本日の剣崎沖は風もまだそれほどではなく、波やウネリも高くなかったようで絶好の時化前の荒食い日和だったもよう。どのみち平日なので参戦できる可能性はなかったのだが、一之瀬丸のFacebookに投稿された、通い慣れた船上で、良型のイサキやイシダイを持った釣り人の写真を見ると……ちょっぴり悔しかった。最大サイズは39センチ、竿頭は98匹だったらしい。
著者: へた釣り