明日から解禁となる剣崎沖イサキ。今年も金沢八景・一之瀬丸から参戦する予定だが、ハガキで送られてきた釣り物変更のご案内にうれしい告知があった。剣崎沖のイサキが不調のときは、沖の瀬、洲崎沖のウィリー五目に臨機応変でリレーしてくれるのがレギュラープランになった。
毎年、開幕からしばらくの間、剣崎沖のイサキは安定して釣れるという状況ではない。釣れる時間と釣れない時間がはっきりしており、ダメな時間帯は何をやっても報われないということが多い。そんなときはアジを釣らせてくれたりするのだが、口の中が黒いアジばかり数釣らせてくれてもあまりうれしくないというのが正直なところ。実はLTイサキから沖のウィリー五目への臨機応変リレーは昨年の開幕戦で経験している。オキメバルやウマヅラハギ、そしてイサキといろんな種類の魚を釣って「一之瀬丸イサキ船長の英断!!」と大喜びしている。剣崎沖でシャクり続けた者が勝つと信じて粘るよりも圧倒的に釣りの満足度は高かったと記憶している。
そのときは13時少し前に洲崎沖から北上し、剣崎沖に戻った。松輪の船が沖上がりし、朝から撒かれたコマセでお腹いっぱいになっていたイサキの小さな胃袋が空になり、そろそろ喰いが立ち始める時間に剣崎沖に戻ってきた。それから沖上がりまでの2時間弱でイサキが8匹釣れたのだから、2本立て作戦がドンピシャでハマったわけだ。一之瀬丸のハガキにはこう書いてあった。「小型電動有ればご用意ください」。剣崎沖と洲崎沖の移動には30分くらいかかるのでその間にリールを換装するのはたやすいこと。2本立てになっても道具はさほど増えるわけではない。へた釣りの2015年LTイサキの開幕戦は6月13日の予定だ。
著者: へた釣り