湾フグのデビュー戦をご一緒してくださる約束をしていたカワハギ師匠から連絡がある。「6月7日で如何ですか」。もちろん否はない。散歩に連れて行ってもらえると知った犬の気分。「OKですワン♪」と書くと気色悪がられるので普通に返事を返したが、尻尾があったら振りまくってた♪
湾フグ釣りはゼロテンションで待って小さな魚信を感じたら即アワセ。ゼロテンションってことはカットウ錘は海底で寝ている状態だと思うのだが、そのときカットウ針はどこにどういう状態であるんだろう? 錘と針との距離は10~14センチ。フグが齧っているエビと針との距離は5センチ以上離れているとは思えないのであまり気にしなくていいのかな? 問題は感度抜群の道具を使うカワハギ釣りでもステルス魚信で針を奪っていくフグの魚信がキス竿で取れるかどうかだ。これはもうやってみないと分からない。全くどうしようもなかったらデビュー戦が引退試合でもいいやと割り切っている。
目感度とか手感度といった類の繊細さと修練が必要なスキルは付け焼刃ではどうしようもない。カワハギ師匠がやっていることを観察して真似できそうなことは真似る。真似できそうにもないことは見なかったことにする。あまり意気込まずに臨むつもりだが、準備くらいはしっかりしておこうとカットウ針だけ作ってみた。底を引きずり擦れる、フグに突き刺さるカットウ針は消耗が激しいはず。針先が甘くなる前に交換したい。作るのが簡単だったので6セット作った。
中通し式なので穴にハリスを通して8の字結びで結びコブを作るだけ。中通し式のカットウ針の方が首振りがないので掛かりがいいらしい。理にはかなっているような気がするので中通し式の針だけ買った。
ハリスにソフトビーズを通して針の上の部分に瞬間接着剤を垂らして固定する。結び目とビーズで針を固定して動かないようにするってことだと思う。現場で修復できるように瞬間接着剤は釣行に持って行こうと思う。
ハリス長10センチ~14センチ取ってスナップサルカンを結べばカットウ針の準備完了だ。針の上1センチくらいの位置に餌がくればいいらしいので、14センチぴったりじゃなきゃって厳密なものではないと思う。
ソフトルアー用の収納ケースが空いていたのでそれに固定。ハリスに癖がつかないように伸ばして止める。3本針と4本針を用意。4本針は刺さりが悪いと指摘を受けたが、針先が多い方が掛かる確率が上がる気がしちゃうんだよなぁ~。
著者: へた釣り