無知とは恥ずかしい。針をまっすぐ上に向けてハリス止めに装着することができない。慎重にやってもできないものはできないと書いたら、すぐにカワハギ師匠&上州屋S師匠からアドバイスが。「ハリスの結びコブでハリス止めに止めていませんか?」。え? コブで止めるもんじゃないの?
最初にアドバイスをくださったのは上州屋S師匠。「あれ??? そうだったのかぁぁぁぁああああああああ!!!」というのが正直な感想。市販の仕掛けを見るとコブの部分で止まっているので、コブで止めるものだと何の疑いも持っていなかった。続いて、カワハギ師匠(DKO予選1位通過おめでとうございます♪)から「コブで止めると横向きますよ。私はコブの少し手前で止めてます」。たったそれだけのことで、4年間ほとんど上を向いて止まることがなかった針がちゃんと上を向くのであれば……目から鱗の大発見である。
信頼できる2人の師匠の助言なので、疑う余地はないのだが、それでもうまくいかないことがあるのが、へた釣りの人間離れした不器用さ。家に帰って、早速試してみた。船上と同じように(地面の上なので揺れないけど)、錘もぶら下げて、ちゃんと幹糸の方に針が向いているようにハリス止めに通す。ハリスのコブから2ミリくらい上をハリス止めに挟んで止めるつもりで、慎重にハリスを滑らせる。あ…できた♪
一度できただけでは不安だ。3本針仕掛けを3回。計9回試したみたところ。9本中8本が一発で針上向きにあっさり止まる。失敗した1本も15度くらい傾いただけで上を向いているといえば向いている感じ。「コブの手前で止める」、これだけのことでここまで劇的に状況が改善するとは……。しかも、コブの少し上で止めようとすると結果、ちゃんとコブの部分で止まることが多い。成功した8本のうち4本はコブの部分でピタリと止まっていた。これであと数枚は1日あたりの釣れるカワハギの枚数が増えるかも♪
著者: へた釣り