剣崎沖のイサキがうまくいっていない理由を考えている。イサキの活性が恐ろしく低いときはシャクり続けずに30秒くらいクワセの間を作った方がいいのでは?と思い始めてきた。シャクリ疲れて放置してあるサビキに、コマセが切れているにも関わらず魚が食ってくることがあるのと同じ?
2013年のイサキ2戦を振りかえると、イサキの食いがたった一瞬だけ釣れてそれ以外の時間帯はほぼ沈黙。へた釣りは沈黙の時間帯も50センチシャクっては3秒止めてのウィリーシャクリを繰り返していたのだが、ほかの人の竿に何かの間違いでイサキが掛かってもへた釣りは素振りを繰り返していた。釣っている人に対して「何かの間違い」と書くのはおかしいけれど、ウィリーなのにほとんどシャクらずにいる人ほど何かの間違いが発生していたような気がする。ウィリーは辛抱強くシャクリ続けた者が勝つと信じてきたが……信念が揺ぐ。
ウィリーはシャクってなんぼという固定概念を捨てるべき? 2戦目は置き竿の人も多かったので、船長は「置き竿にするなら2~3メートル下からシャクって×メートルで待って下さい」と指示をだしていた。魚信が遠い時間帯はこの指示を聞いて、シャクリ方を変えるべきかもと考えている。へた釣りは指示ダナの下から上まで5メートルから7メートルの範囲を50センチ刻みでシャクリ続けていた。魚の群れが船の下にいて、コマセに浮いてくる状態ならこれが一番効果的なはずだけど、「群れが出たり入ったりしてい」(一之瀬丸の瀧本船長)て、コマセに浮いてくる気配がないときは、指示タナの一番下から2~3メートルだけシャクってタナで30秒くらい待ってみる。魚信がなければもう一度指示タナの下まで落としてを繰り返してみよう。
イサキの群れが出たり入ったりしている状態って…イサキはお腹いっぱいでコマセに狂わず腹ごなしの運動中? 船から落ちてくる大量のビシが動くのを嫌って群れが散っている? イサキを捕食する魚が底にいて逃げ回っている? コマセが切れてビシが動いてない状態の方がイサキが食ってくるという状況があるのは間違いないのだが……。
著者: へた釣り