ウィリーで本命ポイントに到達できず、ちょっとだけよぉな釣果に終わり、船長に「洲崎沖に行けるかどうかを事前に調べる方法がないか」聞く。「潮落ち着けば洲の崎沖、沖の瀬狙います」ってことだが、潮の落ちつく条件って……やっぱり黒潮の蛇行のせいなのかなぁ~っ。どうなんだろ?
金沢八景・一之瀬丸の沖のウィリー五目船が州崎沖にいけなくなったのは3月30日から。関東・東海海況速報で確認すると、3月28日の黒潮の蛇行具合と4月1日の蛇行具合が明らかに違う。水温も州崎沖で3月28日に16度くらいだったのが4月1日には19度に急上昇している。黒潮の急な流れが東京湾口に一気に流れ込んできたってことなんだろうか? 羽田・かみやの釣果報告にも、マゴチ狙いの大貫沖で「潮色が澄んでて18℃台の水温。一昨日も17℃台の潮でしたけど昨日は14℃台と平常。そんな潮が入り込んでたせいか潮通しも悪く」とある。深川・吉野屋のマゴチの釣果報告にも「沖の綺麗な潮が入ってきて水温も一気に上昇し、18℃もありバケツの水も生ぬるく。この潮にマゴチも動揺」とあった。
黒潮が流れる方向と、東京湾口がその流れに対して房総半島の先端部で受け止めるような形をしているせいで、あまり黒潮が接近しすぎると、早潮になるし高水温の沖の澄み潮が急激に流れ込んでしまうって理解でいいのかな? この理解で合っているのなら、黒潮の蛇行具合をチェックしていれば、州崎沖でウィリーこいこいを楽しめるかどうかを事前に判断できるようになるのかな? 遊魚のプロをして「潮さえまともなら」ってほどに今年の潮って異常なんだろうか? 同時期の黒潮の蛇行具合を2007年までさかのぼってみたが、この7年間で黒潮がここまで接近した年はなかった。風のせいでポイントにたどり着けないのなら凪の日を選べばいいのだが、早潮のせいとなると釣行日をどう選んだらいいのか、さっぱり分からない。
著者: へた釣り