釣り人生最凶の不運に見舞われてから2日。大会に向けての竿の修復も目途が立ったし、落ち着いてきた。移動中の竿折れ…海が荒れているときは結構あることらしい。特に軽量化が著しいジャンルの竿は船べりにあたる竿尻部付近も強度が落ちているので注意を払うことが大事みたい。
上州屋・渋谷店のY口師匠によると「ポイントに着くまで竿は伸ばさないのが一番」らしい。キャビンに余裕があれば、竿はキャビンに持って入る。キャビンが混雑しているようなら、竿を継がずにロッドベルトでどこかに固定しておくのが一番安全とのこと。でも……ほかの人が釣り始めているのにポイントに着いてから竿を伸ばすのは出遅れ感が凄いし、荒れた海の上でガイドに糸を通すのは……。「それならリールを付けて糸だけ通しておけばいいでしょ」。なるほどである。竿を継いでその先に仕掛けを付けるだけなら、ポイントに着いて減速している(船長がスパンカーを調整している)間に追いつけるかも。
竿が折れてしまったから言っているようだが…実は船べりの穴に竿を差すこと自体があまり好きではなかった。船べりと擦れる部分がどうしても傷ついてしまうからで、擦れているうちに塗装がはげてしまったという経験を何度かしている。竿折れ対策というより、船べりの穴に竿を差さないために「フリースタンド」が気になっている。スピニングリール用に見えるが小型両軸リールの竿にも対応とある。船べりの穴の中でガンガン竿が暴れまくるよりも竿が傷つかず、移動中の振動にも強いような気がする。ポイント到着前はこれにタオルとロッドベルトで竿を固定しておくという手も悪くないような…。
ついでにフリースタンドとよく似た形をしている「置太郎」も気になり出す。今回、船べりトレイも吹っ飛んでしまった。船べりの穴に差すV字型の竿置き(30号の錘をぶら下げてあった)で固定していたのだが、何の役にも立たなかった。万力型でトレイを固定するのにダイワの「チョイ置きホルダー万力」を使っている人が多いが、4000円くらいと高い。代わりに置太郎でどうかなぁ~っと。錘を置く部分は深さ8センチあるので、錘が転がらずに餌付けなどの作業もしやすいはず。アサリを置くトレイを真ん中に、風上にフリースタンド、風下に置太郎。見たことがない布陣なのでなんかいいかも!?
著者: へた釣り