東京湾のマゴチ釣りは、産卵期に入る6月からお休みで、ハゼ餌で狙えるようになる9月から再開とばかり思っていたら、「夏場の横浜沖のハゼマゴチはやらないんですか??」と訊かれる。「照りゴチ」というくらいだから7月、8月は食味の点でも盛期なわけで、今年は夏もやってみようかな?
へた釣りは、春のエビマゴチシーズンは深川・吉野屋と羽田・かみやから、秋のハゼマゴチシーズンは品川・中金からしか出撃したことがなかった。春のシーズンは4月(今年は3月)から5月まで。秋のシーズンは9月から10月までで、へた釣りが乗る船がそういうスケジュールだったので、東京湾のマゴチ釣りは6、7、8月はお休みだと勝手に思いこんでいた。マゴチは6月に入ると産卵期に入る上に、生き餌のサイマキエビも気温の上昇にともないキープするのが難しくなっていく。季節的にエビの代わりの餌になるハゼの確保が難しいからそういうスケジュールになっているんだろうと想像していた。
新子安・だてまき丸、根岸・濱生丸など、マゴチの達人さんが集う船は、6月以降もお休みなしでやっているのが昨年の釣果報告から確認されている。春先に大貫沖で開幕したマゴチは、5月後半には富津沖~海堡周辺、6月後半に富岡沖~横浜沖へ、9月から再び海堡周辺へとポイントを変えながら10月半ばまで出船している。7月、8月の富岡沖~横浜沖は「水深変化が激しくて5~7秒に一度棚取りするような攻めの釣りなので楽しいですよ」ってことらしい。
春先の大貫沖では60upのホームランサイズが出るけど、秋になると数こそツ抜けが狙えるようになるが、サイズダウンすると思っていたのだが、これは羽田沖でしか釣ったことがなかったからそう思い込んでいただけのようだ。7月以降もホームラン(60up)混じりで、三塁打(55up)、二塁打(50up)と長打あり。魚信があれば心がざわ…ざわ…する釣りを楽しめそうである。ある人に「濱生丸はもうちょっと腕を磨いてから行った方が…」と言われたので、「初心者のお客様大歓迎です」とサイトに書いてあるだてまき丸に乗ってみようかな~。
著者: へた釣り