メバルがクロメバル、アカメバル、シロメバルの3種類に分類され直したという話は聞いていたが、へた釣りが釣ったのは、どれ? 写真だけ見ると金色に光っているように見えるのと白っぽいのが混じっているように思えるんだけど、一応船宿の案内では黒メバル狙いになっているけど。
メバルが3種類に分類され直したのは2008年のこと。それまでメバルは1種類しかいないとされていたのだが、釣り人はそれ以前から黒メバル、茶メバル、金メバル、青メバル、赤メバルと釣趣や釣れるポイントの違いで5種類に分けていたという。生物学的な分類のし直しは体色ではなく胸鰭の軟条数で行われたようだ。
東京湾で船から狙うメバルは釣り人の分類では「黒メバル」とされているが、生物学的にはシロメバルだというのであるからややこしい。胸鰭の軟条数は17本。体色は白~茶色で3種類の中では最も大きくなるようだ。大規模な群れで広範囲を回遊するので船から狙いやすいと思われる。
標準和名がクロメバルになったのは、胸鰭の軟条数が16本のメバル。体色はシロメバルより黒く背中が青か緑っぽく見えるものが多いらしい。外洋向きの岩礁帯に生息していることが多く、東京湾などの内湾には少ないようだ。引きの強さは最もパワフルだとする釣り人もいる。
アカメバルは3種の中では小型種で20センチ以上にはほとんどならないらしい。体色は赤~茶色。内湾の藻場に生息している。胸鰭の軟条数は15本。スーパーなどでアカメバルという魚が売られているのを見ることがあるが、これはもっと沖で釣れるウスメバルのことが多い。
普通に考えれば、東京湾で船から釣れるメバルはシロメバルのことが多いと思われる。伊豆のウキ釣りで釣ったメバルもシロメバルっぽい。次回メバル釣りに行ったら胸鰭の軟条数を数えてみようと思う。
著者: へた釣り