ウリンボ11匹で、剣崎沖のイサキのレギュラーサイズは15センチなのかも?とちょっぴり不安になった金沢八景・一之瀬丸のLTイサキ初戦。翌日の釣果を見ると「中型メインの釣果です。このほかウリンボも出ましたが中型以上だけでまとまりました」。1日違えばウリンボがイサキに急成長?
13日のLTイサキ五目船の釣果報告にはこうあった。
「23~32cm 1~37匹
他ウリンボ メジナ2~21匹 アジ2~23匹 カワハギなど」。
ウリンボはイサキにカウントされていない。つまり剣崎沖のイサキのレギュラーサイズは15センチじゃなかったと分かって次の釣行への期待感を高めてくれたのと同時に……同じ船長、同じポイント、同じ仕掛けで、ここまで釣れる魚のサイズが変わるものなのか? だとしたらよくない日(サイズが出ない日)は何をやっても無駄?と運次第な要素が高い釣りなのかもと不安になる。
一之瀬丸以外の釣果報告でも、イサキ船の場合、「ミニチュアイサキばかり」「中型も釣れましたが小振り目立つ」「良型も出ましたが小型多く」「良型主体でまずまず」「良型そろう」など、日によって釣れるイサキのサイズにばらつきがあることが分かる。昨年の釣果報告を見つけて検討したのだが、潮回りでサイズの良しあしが決まるとか、時化後がいいとか、釣客が少ない平日がいいとか、そういう傾向と対策めいたものは見つからない。良型に恵まれるかどうかは運次第の要素が高いのは事実のようだ。
■ウイリーはアミエビルアー? 海中のコマセ同期をイメージする
型が出るかは運まかせだとしても数を釣らなきゃ良型に巡り合える確率は減る。イサキ釣りに行ったよぉ~と師匠に報告すると、さっそく師匠からもアドバイス。いわく「完全にタックル依存、自分のリズム依存の釣りなので、スタイルを確立するまでは苦労の連続ですが、それが面白い釣りです。極めると、沖釣りはウイリーだけで十分っていう気になれますぜ!」。激励なのか、へた釣りには無理じゃない?というあきらめを促すことを意図したメールなのか判読が難しい文面w
「ウイリーはアミエビルアーっす! 撒き餌の材料と同じ疑似バリを使うルアー釣りだから超簡単! それぞれの魚に合った、コマセの放出タイミングと、ウイリーの踊らせ方で誘惑するっていう感じ。水中に置いてきたパラパラコマセについてきた魚が、怪しい動きをしている偽物(ウイリー)に気がついちゃうっていうイメージですね」と続く。
で、へた釣りなりにウィリー釣りの海中をイメージ。ベースになっているのは、一之瀬丸で聞いた大型イサキを仕留めるウィリー釣りのコツ。
1.海面にコマセを撒いてみると分かる通り、アミコマセの沈下速度は思った以上に遅い。 2.仕掛けは針やハリス、餌の抵抗で思った以上に潮の流れになびいている。 3.17メートルから15メートルまでシャクってコマセを撒くとして、1シャクリごとにポロリポロリとビシからこぼれるように出たアミコマセが仕掛けの周辺で漂っているのが理想。 4.仕掛けの長さは3メートル。クッションを入れると3メートル30センチなので、2メートルの間に撒いたコマセの帯の中に仕掛けをすっぽり入れば完璧。少なくとも仕掛けの周辺にコマセが漂っている状況を作る。 5.という状況を作るためには、仕掛けをシャクるペースは意外と早く。フワリとシャクってすぐ30センチ撒いてを6~7回繰り返して狙ったタナで20秒くらいじっくり待つというのが正解だと思う。
イメージはできた。正解かどうかは次回の釣行で確かめてみる。何としても良型イサキの刺身を食いたい!!!!
著者: へた釣り