釣具が揃ってなかったころは新製品を見るとあれも欲しいこれも欲しいとなっていたが、一通りの釣りができる道具が揃ってしまうと、それって今使っている道具を置き換える価値がある?と、物欲にブレーキがかかる。タッチドライブが進化した新フォースマスター600はそれでも欲しいかも。
探見丸と連動して魚探画面を見られるようになったとか、フォールスピードを制御できるフォールレバーが搭載されたとか、ドラグ力が25%アップしたとか、パワーアップしているポイントはほかにもいっぱいあった。でも、物欲を猛烈に刺激したのは、タッチドライブの機能が向上しで制御できる巻き上げ速度が増えたことだった。タッチドライブを押し込むと設定したスピード(中間速設定)で瞬時に巻き上げるというのはこれまで通りだが、再度タッチドライブを押し込むと巻き上げ速度が速くなり離すと中間速度に戻るようになった。魚が食い上げてきて仕掛けのテンションが保てないときにタッチドライブだけで対応できる。
カイワリ釣りでへた釣りが電動ではなく手巻きで巻くのは実は電動リールでは食い上げてきたときに対応が遅れるからだ。急な強い引き込みにはドラグを緩めに設定することで対応できるが、電動巻き上げ中の食い上げへの対応は遅れやすい。そのせいで貴重なカイワリをバラすという経験を何度もして、カイワリは100メートルでも手巻きで巻くことにした。新フォースマスター600なら食い上げたらタッチドライブを押し込んで竿先にテンションがかかるまで高速巻き上げし、すぐに通常巻き上げのい速度に戻すという操作ができるようになる。さらにこのタッチドライブ スピードロックという機能…中間速を超スローに設定することで竿のシャクリでは実現できないカイワリ専用超高速シャクリに応用できるかもと考えていたりもする。禁煙8年生のご褒美の最有力候補かも。
著者: へた釣り