怒涛の4連荘ありアカムツ5匹。極鋭CG釣れる気しかしない釣行で釣ったアカムツはサク取りした状態で熟成中。最低3日、できれば5日以上寝かせた方が旨みが増す。炙り刺し&塩焼きはまだ我慢。我慢している間はアラから取ったアカムツ出汁でお鍋を作って楽しむ。〆のラーメン最高。
35センチ級のアカムツが4匹もいるので、頭や中骨などいいお出汁が取れるアラの量は十分ある。水できれいに洗って血などの汚れを落としたら軽く焼く。炙り刺しでも炙ることで脂が滲み出てくるように、アカムツは少し火を入れることで旨みが引き立つ気がする。焼いた中骨や頭を土鍋に入れて1時間ほど煮るとその香りだけでお酒を2、3合なら飲めちゃうのではというほどのいいお出汁が取れる。この日の鍋の具材はお豆腐、水菜、えのき。シンプルな鍋だが笑えちゃうくらい美味い。
具材を食べきり、頭の周りの身をつつき終わったら〆を作る。オニカサゴのお出汁には好物のお蕎麦が合うが、アカムツの出汁は脂の旨味が強いのでラーメンがいい。醤油ダレなど市販のラーメンダレを使うとせっかくの玄妙なお出汁の味わいが飛んでしまう。味付けは塩とこしょうだけにする。少し味に変化がほしかったので普段オリーブオイルと混ぜてドレッシングを作っている塩屋のドレッシングソルトで味付けしてみた。ドレッシングソルトの原材料を確認すると塩以外にオニオン、ブラックペッパー、ガーリック、バジル、パセリなどが入っている。それらがかくし味のように効いて、最高すぎてびっくりなお味に。ちなみに麺は西山硬質麺。
著者: へた釣り