この数年、カワハギ釣りの最大の目標に設定していたTKBで平和島に上陸という野望は大会がなくなったことで潰えた。すっかり気が抜けて、竹岡沖の釣況がよくなかったこともあってカワハギに行ってない。心残りがあるとすれば五島の近藤名人の野心作「あっぱよ」を試せていないこと。
ピカイチくんの最新モデルである「あっぱよ」は「炸裂」の明るさを維持しながら、点滅に緩急をつける「くるピカ」という5球のLEDが順に光るという機能が追加されたもの。炸裂は強烈に点滅を繰り返し激しくアピールする。激しく叩いてカワハギの興味を惹くのと同じ効果があると考えている。叩いているのと同じ効果とはいえ、実際にはエサが激しく動いているわけではないので、点滅中にもカワハギは食ってくるが、「来るピカ」でゆっくりとした誘いを混ぜることにより、カワハギが我に返ってエサに食ってくるのではと想像している。カワハギ釣りの基本は誘いに緩急をつけること。炸裂とくるピカによって自動的にメリハリのある誘いになっているはず。
「あっぱよ」は炸裂とくるピカの秒数を指定することができ、「炸裂12秒+くるピカ5秒」といった具合に好みの誘いを演出することができる。この組み合わせ(タイミング)で釣ってみたいという希望があるなら、フジ製作のFacebookページから近藤丈一名人に相談してみるといい。「あっぱよ」の基板はプログラマブルになっているそうで、相談に乗ってもらえるはずだ。自分好みの誘いを再現できるオモリ…楽しそうだ。
著者: へた釣り