釣ってすぐだと身の旨みが足りないので2日ほど熟成させてからクロダイをお鍋にして食べた。タイ科の魚は中骨や頭から美味しいお出汁が取れるので、お鍋にするのが最高と思っている。45センチと良型だったため肉厚の身はほっくりした食感。ムフフフなお味♪ 負け惜しみじゃない。
きれいに洗った中骨や頭を軽く炙ってからお鍋の中に。煮込んでいくとすぐに魚のお出汁のいい香りがし始める。このお出汁で煮たお野菜や豆腐がもう、これだけで十分なご馳走である。この日の具材は白菜、椎茸、エノキとお豆腐。具材が煮えたらクロダイの身を一切れずつ入れて煮すぎないようにきっちり管理。程よく煮えたクロダイの身はほっくりとした食感で、タイらしい旨みと甘味、お出汁の風味が混然一体となり口の中に広がる。ポン酢でもいいが、タイのお出汁で少し伸ばしたしゃぶしゃぶ用のゴマダレで食べるのもお勧めだ。大きなクロダイが2匹もいるのであと2日くらいはお鍋を楽しめそう。ちょうど寒くなってきたので、至福だ。
序盤にクロダイ×2、そのうちマダイも釣れると思ったのに…釣行は魚信の間が空き、あまりたくさん魚が釣れなかったため、1匹1匹丁寧に血抜きをし、バケツで弱らせることなく締めることができた。そのおかげだろうか、前回釣ったイナダに比べて、今回のイナダは同じ魚?ってレベルでプリプリの食感を楽しめ美味しかった。エラからナイフを入れ脳天を突き刺しただけだがこれだけで随分と魚の味が変わると思い知る。イナダのお味は処理次第?
著者: へた釣り