開幕戦で手にした32センチの食べごろサイズのイサキをどう食うか考えた。今年の初物なのでお刺身が妥当だが、どうも芸がない。激安のスパークリングワインを買ってあったのを思い出す。白泡と白身魚の料理となるとまず思いつくのがカルパッチョ。これが大正解。旨いのなんのって!
「Sovento Brut White」は1本400円~500円で買える激安スパークリングワイン。値段の割にドライで泡もしっかり立ちさっぱりと味わえるので料理を食べながら楽しむのにちょうどよい。冷やしすぎると味が物足りなくなるので、ぬるくはないけどちょっと冷やし足りないかもというぐらいの方が美味しく味わえると思う。そんな安旨白泡に合わせるのが剣崎沖の尺超えイサキのカルパッチョ。身を薄く削ぎ切りにして、市販のカルパッチョソース(キューピーから出てる)を回しかけるだけでほぼ完成。市販のソースを使えばお刺身を造るのと料理の手間はほとんど変わらない。彩りとしてパプリカと玉ねぎを添えた。市販のソースでは好みの味に遠いというなら、オリーブオイルやレモン、黒コショウなどを足して好みの味にすればよい。少しスパイシー&オイリーになったイサキの身を口に運び味わう。カルパッチョソースは白身魚の持つ甘みを引き立ててくれる。口の残った香りや油をスパークリングワインで流してリセット。一切れ一切れじっくり楽しむ。し~あ~わ~せ~である。
著者: へた釣り