アジ釣りに行くと自分が下手だなぁと思い知る。GWスタートダッシュ失敗釣行でも、魚信は出せるのにちょっとも魚を掛けられないことへの対処が遅れた。船長に指摘されて、ああ、なるほどと気付く。知らない理屈ではない。なのに対処できなかったことが悔しいし、下手だなぁ~と反省する。
アジが低活性なときは、そもそも魚信が遠くなるが、魚信があっても針になかなか掛からないという傾向がある。竿を動かして掛けにいくと今度は針の掛かる場所が悪くなって、巻き上げ中、あるいは抜き上げ中のバラシが増える。GWスタートダッシュ失敗釣行はそんな活性の中での釣りであった。低活性なアジへの対処法は、1.5号以下と仕掛けを細くする。赤タンを小さくする(理由は不明だがシルエットが大きいと魚信が減る)。タナで待っても魚信がないときはゆっくりと誘い下げてみる(これも理由は不明だが竿を下ろしていく最中に魚信が出ることが多い)。この3つで魚信はそれなりに出せた。
ところがである。この日はとにかく針掛かりしない。竿先がブルブル震えて、ときどき穂先が引き込まれているにも関わらず、針掛かりせずに魚がどこかに行ってしまう。少し竿を持ちあげて仕掛けを張ってみると針掛かり率はいくらかよくなるのだが、今度は掛かり所が悪くバラシまくる。そんなへた釣りの大苦戦を見かねた船長が「タナ20センチ上げてみたらどうですか?」とアドバイスしてくれる。魚信が出るなら少しでも高いタナで勝負した方が掛かりがよくなるというのはアジ釣りの基本である。知らないというのは経験不足だが、知っているのにできないのは下手の証である。でもって、へた釣り,こむは下手な人が同じ間違いを繰り返さないように記録を残しておく場所なので、今日、この原稿を書いている。
著者: へた釣り