釣りに関しては懲りない挫けないをポリシーにしているが……オニカサゴだけは懲り気味だし挫けそうになっている。2014年、20115年に7戦して持ち帰れたオニカサゴは30センチの小ぶりな物が1匹だけ。何が悪いのか分からないが何かが悪いと考えるしかない。間違いなく相性は悪い。
船の下水中150メートルくらいで天秤につないだ吹き流しの仕掛けが、それも決して軽くはない身餌を付けた針が海底ギリギリをたなびいている状態にできているのかどうか…おそらくできてないんだと思う。できてればもうちょっとは釣れているような気がする。じゃあどうすればできるのか? 誘いを兼ねてタナはマメに変えるようにしているし、餌も重めの物から鮭皮というほとんど重さのないものまで用意してあれこれ試行錯誤してみたがどうにもなってない。直近10戦で9戦がボウズ。ボウズ覚悟ではなく幻の魚を追っているに等しい。
うまくいかない理由はなんとなく分かっている。試行錯誤に対してレスポンス(魚信)がないことが多く何が正解で何が不正解なのかを判断できないままにドツボにハマっているんだと思う。気の長い方ではないので、長時間レスポンスがないことに耐えきれない。試したことの正否を明らかにせずに別の釣り方を試してしまう。そういう時は船長の言うことを聞くに限るってことは知っているのだが……船長に教わったことを守って魚信がなくてもじっと我慢するという愚直さがない。これが一番の問題だってことは承知している。承知しているけれども50年近く生きてきたおっさんの性格なので直らない。
今年はオニカサゴやらないの?と聞かれる。1月は蜜月宣言をしたアマダイ優先。オニカサゴは3月くらいまで出船していることが多いので、そのうちやっぱり1回くらいはやっとくか!!となると思う。ボウズをくらって凹んで、今度こそオニカサゴなんて止めたぁぁああああ!!と涙目になっている自分の姿しか想像できてないけどwww
著者: へた釣り