大惨敗した2013年沖のウィリー開幕戦で釣れた唯一まともな魚が1.1キロのメダイ。パッと見全く美味しそうに見えないのだが、ドンコのように実は美味かったってこともある。「市場魚貝類図鑑」で調べてみたら「◎非常に美味」って書いてあるし…期待していいのかな? 期待しちゃうぞ!!
沖のウィリー初の惨敗で、意気消沈して家に帰ると子供たちがお出迎え。「釣れた?」。子供たちは釣れなかった日に限って、クーラーの中を見たがる。「変なの釣れたから見る?」とメダイをクーラーから取り出すと、「うわぁ~かわいい♪」。え? 全く期待してなかった反応である。「何これ? きも~い」と言われると思っていた。「どこがかわいいの?」。「目が大きくてモデルさんみたいだよ」……子供の感性はよく分からない。
目がクリッと大きいからメダイと名付けられた魚らしい。スズキ目イボダイ科メダイ属。全長1メートル近くまで成長する大型魚のようで、へた釣りが釣った40センチくらいのものは2歳魚らしい。イボダイ科には当然、干物で食べると美味しいイボダイ(干物になるとエボダイと呼ばれる)が含まれており、こちらは25センチくらいまでの小型魚。言われてみれば頭部の形状が似ている。イボダイの近縁なら、味の方も期待していいのかな?
妻1号いわく「ヌルヌルの魚は美味い!」。美味いかどうかはまだ分からないが、メダイの体表のヌルヌルは凄かった。食べ方を調べてみると、お刺身、味噌漬け、フライ、ムニエルと何でもいけそうな感じ。代表的な料理法は西京漬けとあったので、味噌漬けにしてみた。せっかくなので、お刺身やムニエルにもしてみようと思う。ヌルヌルの魚は美味い!が本当かどうかは、今晩分かると思われる。
著者: へた釣り