釣りを始めた友達親子が頭を悩ませていること。釣り方ではなく、単位だったりする。号が重さになったり太さになったりしたかと思えば、リールに巻く糸の太さを調べているつもりがいつのまにかポンドなんていう重さの単位になっていたり。ルアーもグラムだったりオンスで売られていたり。
糸に関しては号を中心に簡単な換算法を覚えておけば、ぴったりではなくてもだいたい近いスペックの物が手に入る。4倍ずつしていけばいいだけ。メバリングなどに使うPE0.4号はナイロン1.6号くらい(6.4ポンド)の強度があるってこと。逆に30ポンドのショックリーダーをという指定があれば、4で割って7号か8号のフロロのラインを流用すれば、ショックリーダーを買うより安上がりに済むことが多い。1ポンドは453.6グラムなので、16ポンドのラインは7.26キロの強さで引っ張ると「切れなくてはならない」。ゲームフィッシングの世界では同じ条件で釣った魚の大きさを競うため「切れなくてはならない」のだと思われる。
重さはグラムを中心に考える。錘は×号で売られていることが多いが、1号=3.75グラム。なんでまたこんな中途半端な数字と思うが度量衡法の名残らしい。1匁=3.75グラム。匁という単位を使うことが禁止されたので号と言い換えたと思われる。例えば、20号の餌釣りをしている横でルアーで釣りたければ、ラインの太さが同じなら20号=75グラムのルアーだとオマツリしない。また、1オンスは28.35グラムなので2.5オンスくらいのルアーということになる。実際には号表記の錘を使う餌釣りの人はルアーで釣っている人より太めのラインを使うことが多い。PE2号で20号の錘を使っている人の横でPE1号で釣るのなら理屈的には10号相当の錘でよいので、40グラムのルアーを使っても大丈夫だと思う。
フィートは竿の長さを表記するのに使われる。1フィートは30.48センチ。フィートと組み合わせて使うインチは2.54センチ。ただし、6フィート8インチの竿として売られていても日本国内では2.03メートルと併記されていることが多いので、覚えてなくてもあまり不便はないように感じる。竿を長さを表示するのに使われる単位には尺もある。へら竿などが7尺、8尺という具合に売られている。1尺は30.303センチ。フィートとほぼ同じだと覚えておけばよい。
著者: へた釣り