FGノットを現場で素早く結べる便利グッズ「システムスティック」をようやく入手した。さっそく試してみたのだが、できる! ちゃんとFGノットらしきPEラインとリーダーの結束ができるぞ!! 編み込みまで入れると10分近くかかるが、結び目もへた釣りにしてはきれいにできてる気がする。
釣りの上手な人は「どんな結び方でもいいから安定した強度を現場でだせる結びを」と教えてくれる。へた釣りの場合、どんな結び方をしても安定した強度をだせているかどうかいささか不安なため、PEラインとリーダーの結束には接続補助具が欠かせない。家で「EZノッター」を使ってFGノットを結び、あとはラインブレイクしないことを祈るのみだったのだが、コンパクトで釣り場に持って行っても邪魔にならない「システムスティック」を手に入れたことで、現場でもFGノットを結べるようになった。
「システムスティック」はカラビナなどでライフジャケットにぶらさげて使う。竿を脇に挟み、PEラインをテンションノットと呼ばれる部分に固定し、ラインが軽く張る状態で固定する。あまりピンとラインが張りすぎると逆に作業しにくくなる。軽く竿先が曲がっているような状態にする。
あとは、掘田流と呼ばれているラインの編み込み方と同じ。PEラインに直角に交わらせたリーダーを手前に一くぐらせ、奥に一くぐらせして締めこむ。締めこむときに「システムスティック」の重さを利用するとラインが重ならずに編み込めるように調整されている。15回から20回編み込んだらほぼ完成。
「システムスティック」からPEラインを外してハーフヒッチで仮止めし、ボディ部の滑り止めにPE本線を5回ほど巻き付けてからリーダーの色が変わるまで締めこむ。あとは10回ほどリーダー末端&PE本線を編み込み補強。リーダー末端を切断してPE本線だけを10回ほど編み込み補強すれば完成。
まだ不慣れなため、FGノットの完成までに10分近く時間がかかったが、手順を確認したり、作業しやすい端糸の長さを覚えれば、作業時間は半分、約5分くらいまで短縮できそうな気がする。結び目もへた釣りが結んだにしてはきれいにできているので、強度も悪くないはずだ。釣り場でラインブレイクしたときに誰の助けも借りずに復旧できそうなのが、何よりもうれしい。
著者: へた釣り