錘がつや消し黒の方がメバルが釣れるのかどうか……はっきりとは分からないが、「黒の方がいいらしい」と聞けば黒くしたい。イワシの頭も信心から。前回、釣り具店で鉛用の塗料を買ってきて、筆を使って塗ったのだが、面倒くさいし塗りムラが気になる。今回はスプレー塗料で挑戦した。
用意するものは、スプレー塗料の白とつや消し黒、金属用のサンドペーパー、段ボール箱、そして錘。100円ショップで買えるものばかりなのでほとんどお金はかからない。スプレー塗料は1本で畳0.4~0.7枚分のスペースを2度塗りできるとあるので、掌に乗るサイズの錘を塗るのならかなりの数を塗ることができるはずだ。一応、金属の塗装にも使えることを確認して購入した。
まずは、錘の表面に軽くサンドペーパーでキズを付ける。下塗りの塗料のノリをよくするための処置らしい。サンドペーパーをかける前にヤスリでゴシゴシ荒くキズを付けてからサンドペーパーをかける方が手が疲れないし楽かもしれない。錘を黒く塗るのはあくまで「イワシの頭」。手間とコストを惜しんでこその「イワシの頭」である。つや消し錘の方が目に見えて効果が上げるのであれば、割高でも市販のつや消し錘を買う。
段ボール箱を組み立てて、ハンガーに錘を吊るす。スプレー塗料は刺激的な悪臭(お好きな人は好きかもしれない)がするので外での作業となる。道路を塗装すると怒られそうなので段ボールで覆いを作って、白スプレーを吹きかける。吹きかけたら2時間くらい乾かしてもう一度白スプレーを噴霧。ちまちま塗るのは面倒なので、塗料が垂れるくらいっぶっかける。
下地を塗った状態で1日放置。ちゃんと乾いているのを確認してから、今度は黒スプレーをかける。これもあまりけちらずに段ボールが真っ黒になるくらい派手にかけた方がよさそう。白塗料の上に黒塗料をかけると流れやすいという問題はあったが、何度か重ね塗りをしてあげればOK。どうしても気になる部分があるなら筆で塗ってきれいに仕上げてあげよう。このまま1日乾かしておけばつや消し黒錘が完成するはず。
著者: へた釣り