船下の魚を取り合う釣りで上手な(誘いが正確で迷いがない)人の横で似たような釣り方をしていては絶対に勝てない。そう思い知ったのがドデカアマ53.5センチ釣行。深場の勇者様が順調に魚を追加していくすぐ横で本命からの魚信を出せない時間帯があった。競合しない誘い方を覚える。
アマダイ釣りの基本は底1メートルをゆっくり竿を持ち上げてしばし(15~20秒)待つ。魚信がなければ竿を頭上まで1メートル持ち上げてそこから竿を水平まで落とす。再度しばし待ってタナに落ちていくオキアミを見せる。魚信がなければ底を取り直して最初に戻る。アマダイ船ではほとんどの人が似たような釣り方をしている。どうも魚の取り合いに負けているなと感じたときのよりアピール度が強い誘い方はないものかと探していると見つけたのが田淵プロのアマダイの残り10分の奥義。竿をフワフワよりは少し激しめに上下させ、オキアミが海底付近を跳ねているように動かす。ときどき食わせの間(数秒?)入れる。1メートルほど誘いあげて、そこから下げるときも竿を少しシャクルように操作しながら誘い下げていく。がちゃがちゃ誘うのは大好きなので誘いを差別化したいときはこの釣り方を真似しようと決める。
著者: へた釣り