カンパチ用のバケなんて売ってたかな?という不安…そう感じて当然だったようで、サンゴ堂の店主に「20年前に売り切れたよ」と笑われてしまう。マニアックな釣り物に強いSANSUI船釣り館で無事ゲットできたが、引き出しでこっそり売られていた。色や大きさなど相談に乗ってもらう。
カッタクリバケは、一般的な釣具店に卸しているメーカーがすべて撤退してしまったようで、SANSUIで売られていた物は店内で製作されているというオリジナル商品。魚皮を1枚ではなく2枚貼り合わせで作られており、内側にも外側と違う種類の魚皮をしのばせてアピール力を上げているそうである。「1キロ~3キロのカンパチを釣りたい」と店員さんに伝えると、1キロなら11号の物を、3キロならヒラマサにも対応している13号をと勧められる。治久丸の釣果写真から想像すると、ほとんどが1キロ級でごくたまに2キロ、ごくごくごく稀に3キロという感じなので11号の物を3個、12号の物を1個購入する。
11号の物の大きさを測ってみると6センチ、12号の物は7センチだった。緑のバケは珍しいらしく当たれば一人勝ちすることもあるそうなので11号と12号を1つずつ。緑の物に組み合わせて使うのに適した色を見繕ってもらってバラフグとOHハゲの11号を購入する。釣り方を聞いてみるとスティ0のウィリーシャクリでいいようだ。イナダだと食わせの間を少し取ったほうがよいが、カンパチは食わせの間不要とのこと。高速に仕掛けを海中で遊ばせずにシャクる…できそうな気がする。使ったカッタクリバケは真水で洗えば魚皮が千切れるまで使えるそうである。
著者: へた釣り