よく竿を折るのでよく竿を直すが、直した竿を使っているかというと…使える状態にして無駄にしていないという自己満足を得ているだけだったり。今回折れたのはへた釣りの持つ竿の中では最高級品のカイメイスペシャル。自分で直すのは怖いので異次元O塚工房に修理・改造を依頼。
理科や数学に弱いという話はときどき書いているが、それ以上にダメなのが技術である。へた釣りが作った椅子は絶対に脚の長さがそろわないのである。ハンダゴテを使えば絶対に繋いではいけない部分が繋がっちゃうのである。不器用というだけではなく、性格の雑さがいかんなく発揮される。ベビーベッドを組みたてたときにネジがいっぱい余って臨月の妻1号が組み立て直す羽目になった。そのことに対する文句は20年近く経ってもいまだに言われる続けている……。そんなだから自分がやったD.I.Y的な作業を全く信じていない。
カイメイスペシャル30-210はイサキにカイワリ、アマダイ、タチウオとフル回転の活躍でここ3年間、最も使用頻度の高い愛竿だった。なんとか使い続けたい。金沢八景・一之瀬丸の伊東船長から「タチウオはもう少し硬い竿の方が」というアドバイスをもらっていた。竿作りの名人でもある異次元O塚さんに、先が折れたカイメイをタチウオ釣りに適した竿に改造できないかと相談してみた。先を詰めて穂先を太くすると100号のオモリが背負えるようになるという単純なことではないようだ。また、カイメイは胴が柔らかいらしくタチウオ専用竿の調子にはならないとのことだったが、それに近い物になればうれしいので、改造・修理を依頼した。O塚工房の手でどんな風になって返ってくるのかとても楽しみ。
著者: へた釣り