釣ったら美味しく食べる。これが鉄則である。162匹のウリンボ…気が遠くなりそうだが鉄則は守らねばならない。冷凍庫の空きを作らないとイサキ禁止令が解けないという切実な問題もある。好漁の今季に8月の月別最多も更新しておきたい。イサキの揚げ出汁団子を毎日食べている。
ウリンボサイズばかりが162匹入ったクーラーを見て、8月中はイサキに行きたがっていることを知っている妻1号はいつものようにイサキフライにしていてはとてもじゃないが消費しきれないとすぐに気付いたそうだ。もっと手早く調理できて、早いスピードで消費できる料理ということで考案されたのが揚げ出汁ウリ団子。3枚に下ろしたらミキサーに入れてミンチにし、ジップロックに入れて冷凍。使う分だけ解凍したら卵白を混ぜて、一口大に丸める。表面に片栗粉をまぶして揚げる。これを揚げ出汁風にして食べると、小さいとはいえお刺身にして食べても美味しいウリンボに油と出汁を足しているのであるから美味しいに決まっている。
7、8個くらいはペロリと食べられる。妻1号の目分量では団子1個がウリンボ2匹分くらいであるらしい。家族4人で毎日食べれば162匹なんてあっと言う間にと…とはならない。毎日食べているのはへた釣りだけなのでイサキ釣行の許しが出るまであと10日くらいはかかるかな? 美味しい上に早く減らしたい=たくさん食べたいわけで……イサキのせいで太らないかと不安だったりする。
太るといえば、北海道遠征のときに食べた子持ち本シシャモの天ぷらにすっかりハマってしまい、晩酌のアテになっている。干物のシシャモを天ぷらにするなんて、味分かってるの?と言われそうだが、焼くと少しパサっとする魚卵が油を吸ってほっくりとした食感になり、焼いた物より断然美味しいのではないかと思っている。美味しいけれどカロリーは確実に増している。
著者: へた釣り