巻き上げ中にガガガガと異音を立てて半クラッチ状態になってしまうという故障でドナドナされたフォースマスター400が無事に帰ってきた。修理代金がオーバーホール込みなのに4100円と安かった。どうやら、部品を4つも無償で交換してもらえたみたい。シマノ君っていいヤツだ。
「修理に出していたフォースマスター400が戻ってきた」と上州屋・渋谷店から連絡がある。修理代金を払わなくてはならないので、「いくらですか?」と聞くと、「4100円です」。これまで何度かリールを修理に出しているが、修理費は手巻きリールでもだいたい1万円~1万5000円になることが多かった。今回に限ってあまりに安い。ひょっとして直してもらえなかったのかもと不安を覚えつつ、リールを引きとりに行く。
修理報告書にはこう書いてあった。「ご希望のBコースオーバーホールを行いました。ご指摘の『クラッチ不具合』につきましては、ベアリング・伝達ギア部に原因が認められましたが、明らかな原因を特定することができませんでした。今回は無償にて該当するパーツを新品とお取り替えさせて頂きました」。交換してもらえたのはベアリング2つ(62、64)とピニオン伝達ギア2つ(48、63)。有償なら部品代は6200円+税だった。
原因を特定できないから無償交換してくれるなんて! ココとココを修理したと言われれば、原因がどうなんて説明がなくても、直ったことに感謝して部品代払うのに……。シマノ君って正直者だ。そしてめっちゃいいヤツだ! 交換した部品が無料だったので、オーバーホールの技術料だけで修理してもらえた。あまりにうれしかったので、大きな字で文字色もシマノ色にして書く。
シマノ君ってめっちゃいいヤツだっ!!
オーバーホールすると、現在の電動リールの使用状況を教えてもらえるのが面白い。へた釣りのフォースマスター400は、「総巻き上げ距離26km・ご使用時間106時間50分」であるらしい。シマノでは2月16日からオーバーホールキャンペーンが始まるので、買って3年近くなるフォースマスター1000MKもオーバーホールに出してみようと決めた。
著者: へた釣り