大物カワハギ狙いのコツは、「縦の釣りに徹してあまり動かさないで」とよく言われる。宙でゆっくりとフワフワ動かしている最中に針ごと一気に吸い込むのが良型のカワハギのような気がする。でも、そんな魚信ほどよく弾く。ウマヅラ用の竿は宙で吸い込む魚信用の設計になっている?
例えば、ダイワの「瀬戸内ウマヅラ 205M」という竿、「喰い込み重視で掛け合わせもしやすい調子設計」と書かれている。ウマヅラはカワハギよりも宙に浮いていることが多いので、宙でゆっくり誘って食い込ませて獲るという釣りを意識していると思われ、40センチを超える物も珍しくないウマヅラ相手なので、胴までしっかり入ってカンカ~ンと引きこむウマヅラハギ(良型カワハギ)をしっかりいなしてくれるのではないかと想像している。値段も8930円+送料で売られているのが確認されているので、閃迅カワハギでうまくいかないときの気分転換用のもう1本にするのに悪くないかなぁと触手がピクピク。
がまかつからも「がま船 うまづらはぎ SV」という竿が新発売されていた。7.5:2.5調子で錘負荷30号。全長は2.55メートルなのでちょっと長いかなという気もするが、自重128グラムと軽い。「穂先部はグラスソリッドを採用。柔軟な穂先が捕食時に違和感を与えにくくして微妙なアタリを捕らえ喰わせ」ると説明されている。竿の特性はダイワの製品とほぼ同じかな? まだ店頭には並んでないようで、実勢価格は分からない。前のモデルが2万5000円前後なので……お試しに買うにはちょっと値が張りすぎかも。
「夢人KansaiWorks 瀬戸内ウマヅラ」という竿も発見。やはり7.5:2.5調子で「違和感なく喰わせ、カワハギよりも大型のウマヅラにハリを伸されないために従来カワハギ竿よりも胴に乗るアクションを設定」と書かれている。全長2.65メートルとがまかつの竿よりもさらに長い。実勢価格で1万6000円くらい。
値段的にはダイワの「瀬戸内ウマヅラ 205M」なら手が出そう。底釣り対応は来年ステファーノ攻S175を買うとして、宙での良型狙い用(TKB51決勝用)にウマヅラハギ用の竿を買っちゃう? 底を切ってるなら感度が少しくらい悪くてもなんとかなりそうな気がするんだけど……ウマヅラハギ用の竿を持ちこむのってあり? なし?
著者: へた釣り