バス釣りをしないので、キャッチ&リリースの是非について何か言う資格はない。少し前話題になった野付漁協のアメマス駆除もアメマスが漁業関係者に与える被害の大きさが分からないので何とも言えない。でも、バスにしてもアメマスにしても釣り人の影響って微々たる物なんじゃない?
「外来魚を減らせ!! 琵琶湖岸で釣り大会」という中日新聞の記事を読んだ。520人で釣果(←と言っていいのか?)が2461キロ(匹じゃなくてキロ!)。ルアーでは狙えない5~15センチくらいのブルーギルを釣りまくったらしい。琵琶湖ではブラックバスなどをキャッチ&リリースせずに釣った魚を入れる箱が湖畔に設置されていると聞いたことがある。外来種のキャッチ&リリースを禁止する条例は、滋賀県以外にも、いくつかの県で適用されていると聞く。でも、520人がかりで2.5トンほど魚を釣ったところで、バス釣りの名人たちが釣った魚をリリースしなくなったところで、外来種の生息数に影響するんだろうか? その程度の捕獲量で外来種による被害が軽減されるなら、そもそも外来種ってそれほどの数が生息してないような気がする。
カラフトマス狙いで何度か釣行したことのある尾岱沼港にある野付漁協のアメマスを2匹釣ってリリースせずに持ってきたらホタテ1枚と交換するという看板が少し前に話題になった。アメマスは在来種だから駆除の対象になるのはおかしいと、北海道の釣り人たちが怒っていた。アメマスという魚、へた釣りも何度か釣ったことがあるが、下手なルアーにも反応してくれよく釣れる(=いっぱいいる)魚というイメージ。千匹単位で釣って破棄したところで、生息数に与える影響なんて微々たるものだと思うんだけど……。それでも、野付漁協がホタテという身銭を切ってまで少しでも数を減らしたかった理由って何なんだろう? よく分からない。ホタテに釣られてアホほどアメマス狙いの釣り人がやってくると考えた? 駆除することだけが目的なら網で捕まえた方が手っとり早い気がするんだけど……。
へた釣りはキャッチ&イート派だし、ゲームフィッシングの対象魚の魚をほとんど釣らないので、すごくトンチンカンなことを書いているのかもしれないなぁ~と思いつつ、思ったことをつらつらと。釣り人の釣った魚なんて微々たる物って考え方は、海ではありだけど川や湖だと事情が違うのかなぁ~?
著者: へた釣り