ヒラメ釣りのことを調べていると、アワセるタイミングが難しい。竿先がグッグゥウウウとなればアワセ時。文字で書けば簡単そうなのだが…。ヒラメの捕食シーンの動画を見ていると、アワセるタイミングが難しい理由が分かったような。ジャンプして後ろから襲ってまずは殺してから食べる?
ヒラメの一撃目のジャンプの素早さがよく分かる。海面に光学迷彩状態で隠れていたヒラメが突如として1メートルから2メートル飛び上がる。カメラは追い切れていない。海底に戻ってきたヒラメの口にはアジと思われる魚。尾の部分に食いつかれて身をくねらせてなんとか逃げようとしている。この動画ではアジはなんとか逃げだすことに成功する。
30センチほどジャンプしてやはりアジの尾の部分に噛みついている。アジは暴れて逃げようとしているが、その後どうなったかはよく分からない。注目すべきはここでもヒラメはアジの尾の方向から襲っていること。アジにとって下後方は死角だからと想像していいのだろうか? ほかにもいくつか動画を確認したが、水槽の中でというケースを除いて、ヒラメはアジの尾に近い部分にまず噛みつく。孫針を打つのはこのためか?
ここで悩むのが、ヒラメの捕食段階でそれぞれ竿先にはどういう変化が出ているのだろうか。1メートルもジャンプした後で海底に戻るのであれば、竿先はその時点でかなり引きこまれていると予想される。でも、この段階でアワセてもすっぽ抜けの可能性が高い。実際アジに逃げられているのだから……。逆に30センチジャンプして、ヒラメに噛みつかれたアジが逃げようと身をくねらせているとき、コッコッという前魚信が竿に出ると想像できる。この後、アジが弱って完全にヒラメの口の中に飲み込まれた時がアワセるタイミングだと思う。マゴチ釣りよりも縦方向に動きがあるので、ちゃんと自分の餌が海底から何メートルを泳いでいるかを把握していないと、アワセられない気がしてきた。
著者: へた釣り