釣りを始めるなら最初の竿は安いバスロッドを買うのがいい

梅雨時になると釣り具屋には、入門者コーナーのような売り場ができ、これでいいのかな？とあれこれ悩みながら釣り具を購入していく人たちの姿を見るようになる。パックロッドとすぐ壊れそうなリールとサビキ＆チョイ投げ仕掛けのセットで2000円くらいのものを買っていく人が多いけど……。

海の近くに旅行に行くから、暇つぶしに釣りでもしてみようかというのであれば、使い捨てと割り切って2000円のセットで十分といえば十分。でも、釣りを趣味として初めてみたいというのであれば、最初からもう少し投資をした方が絶対に楽しいし、やる気も起きる。

へた釣りのお勧めする最初の1本は、2メートルくらいのバスロッド。例えばシマノのバスライズ スピニングなら5000円で買える。適合ルアーウェイトが7～18グラムなので、2号～5号くらいまでの錘を付けてチョイ投げを楽しめるし、10号くらいまでの錘を付けたサビキ釣りやウキサビキ釣りにも流用できる。遊動仕掛けのウキフカセ釣りは竿が短いため少し難しいけど、ウミタナゴなどを狙った固定ウキでのウキ釣りなら十分に楽しめるはずだ。もちろんルアーでの釣りはバッチリである。

これに、糸付きで3000円～4000円くらいのスピニングリール（スプールが金属製のものに限る）を組み合わせると、夏場の堤防なら何かしら釣って楽しめるんではないかと。横で釣っている人が投げ竿で仕掛けを遠投して釣果をあげていたり、磯竿でコマセを使って釣っている人が大物を釣り上げていたりするのを見て、次はあんなタックルを買おうと思ったら釣りにハマる前兆だ。自分がうらやましいと思った釣りができるタックルを購入した後も、最初に買ったバスロッドとスピニングリールはサブロッドとして十分に活躍してくれる。

2011年06月01日 17:03

著者: へた釣り