釣ったら食う。ボウズを1回挟んでいるのでちょうど半年ぶりにゲットしたムツ(釣るときはクロムツと呼ぶ)を炙り刺しにしていただく。皮際の脂が溶け出して茶色の油がチリチリと焦げて香ばしい。この脂…甘くて旨味たっぷりで文句なし。豊能梅 土佐の夏純吟をほどよく冷やして祝杯♪
水深200メートルで食いついてきて竿先をガコッガコッと乱暴に揺らすムツ。巻き上げ中も体の大きさに似合わぬ抵抗を見せ、釣って楽しい魚である。釣るのも楽しいが食べるのがこれまた楽しい。小さな物は煮付けや塩焼きで、30センチを超える物は脂の乗りがよくなるので炙り刺しで食べる。脂が分かりやすく美味しい魚の代表といえばアカムツだが、クロムツだって…アカムツには負けているけど……脂が分かりやすく美味しい魚の三傑には入ると思う。
この数年、夏酒にハマっている。ほどよい甘さと酸味があり、脂の乗った魚とともに飲むのにちょうどよい。キンキンに冷やして飲むのがよく、ロックでなんて飲み方が勧められることもあるが氷が溶けて味が薄まるのが好きでない。夏酒用にシャンパンクーラーを買おうとしていたら、55歳の誕生日プレゼントに妻&子供たちがくれたのが卓上で使えるシャンパン&ワインセラー。瓶ごと挿せば、6度から23度まで設定した温度にお酒を保ってくれる。氷水を使わないので卓に水が垂れないのがうれしい。
著者: へた釣り