剣崎イサキ用のウィリー仕掛けはもう5年以上仕様変更することなく使っていたが、尺級5匹込みで21匹!でハリス切れ2回、針伸ばし1回、針潰され1回と、イサキではないと思われる大型魚に対応できず悔しい思いをした。イサキ狙いという本筋は外さずに大物もと考えて、針を変えてみる。
クッションを使うとウィリーへの魚の接触の察知率が下がるので、イサキを狙うときはクッションを使わない。剣崎沖だとハリスは1.5号で、2号にすると魚信が減る。おおよそ大物狙いには適さない制約の中で、イサキを狙いつつ不意の大物にも対応できる仕掛けをと考えて、枝スは編み込みで出し、フロロ1.5号の強度をほぼフルに出せるようにしている。イサキなら35センチ超がきてもハリスを切られることはない。一方で、剣崎にはフロロ1.5号をほぼ瞬殺していく魚が潜んでいる。クロダイやイシダイ…マダイの可能性も。
緩めに設定してあるドラグが効く前にハリスを切っていくような魚には対処しようがないが、針を伸ばしたり、噛みつぶしたりする魚はもしかするとなんかとなるのでは?と、これまで使っていたチヌ針0.8号に代わる針を物色する。吸い込みのよさを維持するためには針の重さやふところの広さは変えたくない。釣具店の針売り場で針を重ねてみて、これならばという気がしたのが「グレ(メジナ)5号」。チヌ針0.8号に比べ太軸設計で強度的には増すと思う。太軸だが短軸なため針の重量はそれほど変わらないい。ヒネリがないのもウィリーが不自然な動きをしないので望ましい。
ウィリー巻きの基本は、コマセのアミエビの1粒より1周りか2周り大きなシルエットに巻くこと。大きさなんて尻尾(巻き終わりのふさふさ)部分を大きくすればいくらでも調整できるという人もいるが、尻尾はほどけない程度にあればよくフサフサにしすぎると動きが不自然になり魚信が減る。短軸のグレ(メジナ)5号でチヌ針0.8号に巻くのと同じくらいのシルエットのウィリーを作ろうとすると先曲げの近くまで巻かなくてはならない。実績のあるチヌ針0.8号の仕掛けを基本に、ハリス切れや針伸ばしなど大物の予兆があったらグレ針0.5号を投入と、しばらく併用してみるつもり。
著者: へた釣り